『情熱大陸』柏木由紀のAKB48最後の半年間に密着 卒業コンサートの舞台裏も
5月5日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 午後11時~11時30分)に、アイドルの柏木由紀が出演する。 東京・秋葉原の小劇場から始まり、「会いに行けるアイドル」として一時代を築いたAKB48。その全てを知るメンバー、“ゆきりん”こと柏木由紀がとうとう卒業する。最年長メンバーとして17年間在籍し、一回り以上も年の離れたメンバーと共に、劇場に立ち続けてきた。 小学生の頃、モーニング娘。に憧れて「アイドルになりたい」という夢を持つ。オーディションに合格し、鹿児島から上京。青春を全てグループに捧げてきた。しかし、憧れた世界は厳しいものだった。 「テレビを観て柏木由紀に憧れる人は100%いない」と意外にも本人はあっけらかんと言い切る。世間の注目を浴びるのは、いつだってセンターに立つメンバー。カメラに映っても数秒、そんなポジションを自覚しつつ、しかしチームを支えてきた自負。一方で、年若い後輩の価値観に戸惑う一面は、変貌するアイドルのリアルな在り方を教えてくれる。 2023年12月、柏木が卒業を前に初のセンターを務めることが発表された。曲名は「カラコンウインク」。由来は柏木が音楽番組に出演する際、どうにか印象付けたいとカメラに映る一瞬でよくウインクをしていたことから。しかしミュージックビデオ撮影の取材中、いつも以上に周囲に気を配る姿を見つけた。「センターだから偉そうに見えないか、周りの目を気にしてしまう」。憧れていたセンターは少し居心地が悪そうだった。 番組では、卒業コンサートを含めメンバーとして最後の半年間に密着。17年間の集大成だからこそ、悔いは残したくない…。選曲や舞台の演出などにも積極的に意見を出す姿には、長いキャリアが生きていた。かつてのメンバーは、それぞれにタレントや俳優として第2の人生を歩んでいる。ならば柏木は、この後どこに向かって歩んでいくのだろう。
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