【年金の初回手続き】具体的にいつ、何の書類を出せばいい? 口座に入るのは何日後?
年金は受給資格があったとしても、自動的に振り込まれるわけではありません。年金を受給するためには日本年金機構へ「年金請求書」を提出して、受給権を承認してもらう必要があります。 年金を初めてもらう方は、どのように手続きをしたらいいのか、具体的に何の書類を提出すればいいのか不安に感じる方もいるでしょう。そこで本記事では、年金の初回手続きや必要書類について詳しく解説していきます。 ▼夫婦2人の老後、「生活費」はいくら必要? 年金額の平均をもとに必要な貯蓄額も解説
年金の初回手続きの仕方
年金を初めて受給する場合は、「年金請求書」による初回手続きが必要となります。年金請求書は受給開始年齢に到達する3ヶ月前に送付されるため、必要事項をすべて記入したら、必要な書類を添付して最寄りの年金事務所へ郵送するか、窓口に直接提出しましょう。 日本年金機構が受給権を確認すると、「年金証書・年金決定通知書」が届き、その後「年金振込通知書、年金支払通知書、年金送金通知書」が送付されます。初回の年金が支払われるまでには、1~2ヶ月程度かかるのが一般的です。
年金請求書に添付が必要な書類
年金請求書は、人によって必要な添付書類が異なります。図表1と照らし合わせながら、ご参照ください。 ・すべての方→【1】を提出 ・配偶者あり+本人の共済組合等の加入期間が20年以上→【1】と【3】を提出 ・配偶者あり+本人の共済組合等の加入期間が20年以上ではない+配偶者が厚生年金保険と共済組合等の両方、またはどちらかの加入期間が20年以上ではない→【1】と【3】を提出 ・配偶者あり+本人の共済組合等の加入期間が20年以上ではない+配偶者が厚生年金保険と共済組合等の両方、またはどちらかの加入期間が20年以上→【1】【2】【4】を提出 図表1
※日本年金機構「年金の請求手続きのご案内 65歳用」をもとに筆者が作成 もしも、必要書類がよく分からない場合は、「老齢年金請求者専用フリーダイヤル」か「最寄りの年金事務所」に相談しましょう。
年金が口座に支給される時期
年金は原則として1年間に6回支給され、「口座振込」または「ゆうちょ銀行の窓口」で2ヶ月分の年金を受け取ります。年金支給日は偶数月の「15日」となっており、15日が土日・祝日の場合は、直前の平日に支給されます。 図表2