星新一作品、20年ぶり『世にも奇妙な物語』で映像化 主演は尾上松也
<コメント全文>
■尾上松也 ──『世にも奇妙な物語』初出演にして初主演の感想をお聞かせください。 とてもうれしかったです! 子供の頃から家族で見ていた大好きな番組ですので出演させて頂けるのは光栄でした。 ──星新一さん作品の台本を読まれてみていかがでしたか? コミカルでありながら皮肉もたくさんあり、非常に不思議な世界観だとおもいました。僕のイメージの“奇妙”は、ホラー要素、ミステリー要素が強い作品が多い印象なのですが、本作は今までに無い独特な作品でありながらリアリティのある作品だとおもいます。 ──この作品を演じられてみていかがでしたか? 本来起きている出来事からしたら切迫して緊張感のある状況になるはずですが、それがそうではないという内容になっている感覚を想像するのは難しくもあり楽しかったです。また、その辺が“奇妙”らしいなとおもいながら演じさせて頂きました。 ──「私」というキャラクターの魅力はありますか? 周りは慌てている特殊な状況下の中でも冷静に過ごしている普通の人です。この番組の主人公といえば奇妙な世界に巻き込まれ気づいたら逃れられない状況になっていることが多いですが、“私”というキャラクターは誰よりもまともで俯瞰(ふかん)して物事を見ているようにおもえます。 ──出演者の皆さんと共演されてみていかがでしたか? とても楽しかったです! 皆さんが面白く演じてくださっているので僕は普通の芝居をして違和感を出すことができました。 ──本作の魅力をお聞かせください。 嘘のような話ですけど可能性はゼロではない話だなと思います。どんな小国が宣戦布告をしてもいいわけですから。その辺のリアリティを逆手にとった風刺を楽しみながら見て頂ければとおもいます! ──視聴者へメッセージをお願いします。 “奇妙”の作品の中でも唯一無二の作品になっております! クスクス笑いながら実際に起きたら自分ならどうしようと色々考えながら見て頂けたらうれしいです。ぜひご覧下さい! ■高丸雅隆(プロデューサー) 『世にも奇妙な物語』には30年以上関わっていますが、久々にプロデュースすることになり、原点回帰で原作を探していた時に、この作品が目に止まりました。50年以上前の作品ですが、現在に通用するテーマで、読んでいるうちにどうなっていくのだろうとワクワクが止まりませんでした。実は『世にも奇妙な物語』での映像化はなんと20年振りでした。国際情勢などは現在にアップデートされていますが久々の星新一ワールドをぜひ堪能してください。