又吉直樹

　お笑いタレントで俳優、小説家の又吉直樹（44）が28日、東京都内で「TikTok Creator Summit Japan 2024」にゲストとして登壇した。 　TikTokのクリエーター向けによりよいコンテンツとは何か、また収益化やクリエーター同士の交流を促進するためのイベント。 又吉は、同アプリでフォロワー170万人を誇るショートドラマクリエーター集団の「ごっこ俱楽部」の志村優統括プロデューサー、監督権俳優の早坂架威（27）と「人の心を動かす動画」についてトークした。 　又吉は小説家として「小説の読者として読むときに共感のポイントがあるか、発見があるかを考える」と話し「自分が書くときもそれを意識する」とニッコリ。小説をわざと難しく書くこともあるそうで、手に取りたいと思ったときに読むタイミングが合うと語った。 　志村さんは「読後感をつくるというのはショートドラマでも似た部分がある。1分後に味わう読後感を3秒後に感じる仕掛けを、NGとかも含めて入れ込む」と明かした。それを聞き、又吉は以前のコント大会を振り返り「キャッチボールのネタで、僕が少年で相方がサラリーマン。キャッチボールしていたら僕の差し歯が抜けて、床に転がった。そのときが一番受けました」と苦笑い。「それで1回戦突破したと思う。相方が一番笑ってました」と懐かしんだ。 　最後にTikTokでどんなコンテンツを作りたいか質問されると「ごっこ俱楽部さんの動画を見て、物語、ドラマは面白いと思う。コントみたいなものを作ってみたいですね」と笑顔で話した。志村さんから「スケジュールが大丈夫なら、心から作らせていただきたい」とラブコールされると「小説だと導入を作品に合わせて書くけど、コントは展開から急に入る。映像で（コントを）やった記憶はそんなに無いので、面白そう。差し歯への恩返しってタイトルが良いです」と快諾した。