意外に簡単!街中華の定番「酢豚」を家で美味に作る技 玉ねぎと豚肉のシンプルスタイルがご飯に合う
料理の腕を上げるために、まず作れるようになっておきたいのが、飽きのこない定番料理です。料理初心者でも無理なくおいしく作れる方法を、作家で料理家でもある樋口直哉さんが紹介する『樋口直哉の「シン・定番ごはん」』。今回は街中華の定番メニューである「酢豚」です。 【写真で解説】甘めの味付けがご飯によく合う!街中華の定番メニューである「酢豚」の作り方 ■日本でおなじみの酢豚は「広東式」 日本でおなじみの酢豚は広東式といって、ケチャップを使った甘酢あんを絡めた料理。作るのが難しそうですが、手元に材料をきちんと合わせておけば意外と簡単です。
酢豚にはパプリカやピーマン、タケノコ、椎茸などの具材を入れるのが一般的ですが、今日は玉ねぎと豚肉だけのシンプルスタイル。甘めの味付けがご飯によく合います。 玉ねぎ酢豚の材料 豚肩ロース 300g しょうゆ 大さじ1 酒 大さじ1 小麦粉 大さじ2 片栗粉 大さじ3 玉ねぎ 1個 ★甘酢 トマトケチャップ 大さじ3 米酢 大さじ3 砂糖 大さじ2 しょうゆ 大さじ1/2 黒こしょう 適量 豚肩ロースは脂と赤身のバランスがよく、加熱しすぎても硬くならない部位です。玉ねぎは新玉ねぎを使っていますが、ふつうの玉ねぎでも作り方は一緒。
まず豚肩ロースを2.5cm角に切り、しょうゆと酒で下味をつけます。 豚肉に味が浸透するまで数分置いておきたいので、そのあいだに甘酢あんを準備します。ケチャップ、酢、砂糖、しょうゆを1つのボウルで混ぜるだけです。 玉ねぎを切りましょう。まず、玉ねぎは皮を剥き、半分に切ります。芯を切り落としたら4等分の櫛形にきり、さらに半分に切ります。手でほぐしてバラバラにしておきましょう。 豚の唐揚げを作ってきます。さきほど下味をつけた豚肉に小麦粉を加えて、手でさっくりと混ぜます。
次に表面に片栗粉をまぶしていきます。 片栗粉をまぶした豚肉をサラダ油大さじ4をひいたフライパンに並べていきます。 すべての豚肉を並べ終えたら、中火にかけます。1分ほど経つと泡が立ってくるのでそのまま加熱を続け、2~3分経ったら裏返していきます。 裏返したら火を弱火に落とし、さらに加熱を続けます。 トータルで6~7分加熱すると表面がカリッとして、全体に焦げ目がつくはずです。 一度、皿やバットなどに移し、フライパンにサラダ油大さじ1を残し、余分な油を除去します。