ラキティッチがバルセロナ時代を回想「チームが勝てなくなったのはもう飽きていたから。選手たちはサッカー以外のことを考えていた」 | ラ・リーガ
ハイドゥク・スプリトの元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ(36)が、バルセロナ時代を回想している。 2014-15シーズンから2019-20シーズンまでバルセロナに在籍して、チャンピオンズリーグ(CL)1回、ラ・リーガ4回の優勝に貢献するなど足跡を残したラキティッチ。ただ彼がプレーした当時のバルセロナは、2017-18シーズンのCL準々決勝でローマ、2018-19シーズンのCL準決勝でリヴァプールに3点差をひっくり返される大逆転負けを喫するなど、徐々に勢いを落としていった。 スペイン『カナル・プルス・ラディオ』とのインタビューに応じたラキティッチは、その失速の理由について選手たちの「過信」や「飽き」によって生じたとの見解を示している。 「すべての愛情、敬意を込めて言わせてもらうが、バルセロナであれ以上タイトルを獲得できなくなったのは、僕たち自身の飽きや、フットボールとは違うことを考えるようになったためだった」 「僕たちはローマ、リヴァプールを相手に失態を演じた。だけど、もう飽きたという感情や、自分たちが上だという過信がチームに影響を与えてしまった。僕にはそうだったという確信がある」 「全力を尽くさなければ、勝利はつかめない。飢餓感を維持していたら、もう1~2回はチャンピオンズを勝ち取れていただろうね」 2020年夏にバルセロナを離れて古巣セビージャに復帰したラキティッチは、2024年冬に当時の監督キケ・サンチェス・フローレス氏との確執からサウジアラビアのアル・シャバブに移籍した。キケ氏とは、分かり合えなかったことを素直に告白している。 「我慢するとかしないの問題じゃない。僕は当時起こっていることについて納得できなかった。自分ではなくグループ、セビージャを考えてのことだ。セビージャのためなら、必要であれば我慢もできる。だけど物の見方が異なる人のためにそうすることはできない」 「僕は間違っていない。彼がインタビューでしてきた発言を、僕は好きになれなかった。彼は完全に間違いを犯していたんだ」 ラキティッチは今夏アル・シャバブを離れて、母国クロアチアのハイドゥク・スプリトに加入。家族で決断した移籍だったようだ。 「移籍は心からの決断で、最後にスペイン人の妻ラケルが背中を押してくれた。彼女が家族全員で行こうと言ってくれたんだ」 「シンプルに言って、自分の国にいられること、クロアチアリーグでプレーできることが誇らしい。自分の家族に、自分の国を紹介できることがね」