阿部巨人 ワースト5連敗で貯金0 チームを悩ませる「5番打者問題」「救援不安」
巨人は6月12日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に4-5と敗れ、今季ワーストの5連敗となった。 【動画】えぐい打球!先発した堀田が初回にフランコに強烈な3ランを浴びたシーン 序盤の失点が響いた。先発の堀田賢慎は立ち上がり、勢いのある楽天打線につかまった。 初球を狙われ、一死からいきなり3連打で2点を失うと二死二、三塁のピンチにフランコに2号3ランを浴び、初回に5失点。結局、堀田は2回3分の2、45球を投げ5失点で降板。試合後にファーム調整が決定した。 打線も粘りを見せ、9回は相手守護神の則本昂大からルーキーの泉口友汰が適時打をマークし、1点差まで追い上げるも反撃はそこまで。二死三塁で打席に入った丸佳浩がニゴロに倒れ、ゲームセットを迎えた。 前週のロッテ戦では18得点の大勝も話題となったチームが、週末のオリックス戦では初物投手相手に3タテを食らうなど、再び打線が苦しんでいる。 この試合では打線もテコ入れ。坂本勇人を2番、助っ人のエリエ・ヘルナンデスを5番で起用したがともに4打数無安打2三振と結果を残せなかった。 4番、岡本和真の後を打つ安定した5番打者が求められている。どうしても岡本が孤立しがちとあって、相乗効果をもたらせる勝負強い打者の出現が待たれている。 投手陣においても「水曜日の男」として期待された堀田が結果を残せず今回、降格が決定。さらに不安材料となっているのは終盤の救援陣運用にもある。 現在守護神を務めるアルベルト・バルドナードは11日の初戦で9回に2点差を守り切れず、セーブ失敗。四球から失点につながることも増えており、開幕からの疲労蓄積も懸念されている。 チームにとっても、来週からのリーグ戦再開を前に貯金0と試練のときを迎えている。 果たして阿部監督がどんなタクトでチームを浮上させていくのか。今後も注目を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]