止まらない?若い女性の「東京圏」流出 男女比不均衡で婚姻数減 新成人の本音は…「企業がたくさん」「交通便利」「遊ぶ所多い」 人口減少の一因と知事も懸念 長野県「200万人割れ」目前で対策本腰へ
新成人の女性たちは…
婚姻数の減少、ひいては人口減少の一因ともなっている若い女性の東京圏流出。新成人は、どう考えているのでしょうか。 都内の大学に進学: 「現時点では、首都圏で就職したいなと。就きたい仕事とか、企業とかも首都圏の方がたくさんありますし、交通の便とかもいろいろ発達しているので」 埼玉の短大に進学: 「やっぱり向こうの方が便利なので。買い物の面とか、電車とかも本数が多かったり」 横浜の大学に進学: 「まだそんなに決めてはいないんですけど、向こうのほうがいろいろあるのかなと。よりいろいろ、遊べるところとかもちょっと多いかな」 千葉の大学に進学(首都圏で就職希望): 「(長野に戻ってこない理由としてはどんなところ?)田舎(笑)。旅行が好きなので、空港とか電車とか、ひょいひょい行けるのが(便利)」 都内で既に就職: 「(長野県内での就職は…)考えてなかったです。東京に慣れちゃった」
県内に進学した人も…。 県内の看護学校に進学: 「(長野にそのまま残る?)まだちょっと迷ってます。やっぱ都会に憧れるところはありますね。遊ぶ場所がいっぱいあって。(長野だと?)ちょっとないかな(笑)」 男性にも聞いてみた…。 茨城の大学に進学: 「まだあんまり考えてないですけど、(長野に)戻ってくる可能性も全然ある」「(Q.県内の女性が転出して少なくなっている…)女性が社会進出しやすくなるという面では、いいと思うんですけど、未婚(男女の割合)とかを考えると、外に出た人たちが戻ってくる体制づくりがあればいいのでは」
東京圏「干渉少ない」「多様な価値受け入れられる」 女性の回答が多い
地方から東京圏へ移動した人に行ったアンケートでは、移動した理由は「進学や就職したい先があった・選択肢が多かった」が、男女共通して最も多くなりました。 一方で、女性は「他人の干渉が少ない」「多様な価値観が受け入れられる」との回答が男性より多くありました(2020年のデータ 内閣府『地域の経済2023』より)。