梅雨の散歩帰りの注意点は?犬の足拭きや足洗いの重要性
雨が多くなる季節になりました。散歩などの帰宅時に愛犬の足裏を拭いたり洗ったりしていますか? 愛犬の足先や肉球まわりを清潔することは大切なお手入れのひとつです。 【写真】水玉のレインコートを着て雨宿り中の柴犬 「梅雨どきに気にかけたい犬の足裏のお手入れ方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の足裏を清潔にすることは季節に限らず大切なお手入れのひとつ
愛犬とお散歩やお出かけなどから自宅に帰ってきたとき、愛犬の足裏を拭いたり洗ったりしている飼い主さんもいらっしゃるかと思います。 犬の足裏を拭いたり洗ったりすることは、病原菌や感染症を予防したり汚れを落として清潔にするためにも、一年を通して大切なお手入れのひとつです。
帰宅時に犬の足裏を清潔にしないとどんなリスクがある?
帰宅時に犬の足裏を汚れたままにしておくと、足裏に犬同士や野生動物などから感染する菌やウイルスが付着し、室内でリラックスしているときに犬が自分の足裏を舐めることで感染するリスクがあります。 また、犬の足裏に付着した土壌中の菌を持ち込むことで人に感染する可能性があります。
梅雨は犬の足裏のトラブルが増える
雨の多い季節では、犬が足先や肉球を舐めたり、炎症を起こすことで足裏に皮膚トラブルが起きやすくなります。これは、雨の日の散歩や湿度の上昇で毛に覆われて密集した犬の指間が蒸れやすく、菌が増えやすい状態になるからです。
梅雨に気にかけたい犬の足裏のお手入れ方法
梅雨は犬の足裏のトラブルを予防するためにも、愛犬の足裏の毛をカットするお手入れを心がけましょう。飼い主さんがバリカンを使うことが難しいようであれば、トリミングサロンや動物病院でカットしてもらうとよいですね。 散歩後や足洗い、シャンプーなどのお手入れで犬の足が濡れている場合は、タオルやドライヤーを使って肉球のまわりをしっかりと乾燥させることが大切です。
犬の足先に触れるようになることはメリットがたくさん
愛犬の足先や肉球に触れることができると、足裏の様子を観察できたり清潔に保つことができるようになります。 また、爪切りや爪やすり、バリカンなどを使ったお手入れが自宅でできるようになったり、ケガなどの異変に早く気がつくことができたり、患部の確認がしやすいなど犬の足先に触れるメリットは多いです。 雨の多い季節は愛犬の足裏を清潔にすることを心がけたいですね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/maki ※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
いぬのきもちWeb編集室