井上尚弥、米専門誌「ザ・リング」のPFPで2位をキープ 井岡一翔、田中恒成の対抗王者ロドリゲスが5位に浮上
ボクシング界で最も権威がある米国の老舗専門誌「ザ・リング」は1日(日本時間2日)、全階級を通じたプロボクサー最強ランキングの「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を更新。4団体世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(31)=大橋=は2位をキープした。1位はWBA、WBC、WBO世界ヘビー級統一王者のオレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=で変わらず。WBC世界スーパーフライ級王者のジェシー・ロドリゲス(24)=米国=が、前回の9位から5位に浮上した。 【写真】テレビ収録にゲスト出演した井上尚弥、拓真兄弟 前IBF、WBO世界フライ級王者のロドリゲスは6月29日(同30日)に米アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われたWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで、王者だったフアンフランシスコ・エストラダ(34)=メキシコ=に7回KO勝ち。ダウンの応酬から左ボディーアッパーで初防衛を目指していたエストラダをキャンバスに沈め、新王者となった。 再戦条項があるため、次戦は立場を入れ替えての再戦が有力。再戦の勝者はWBA王者の井岡一翔(35)=志成=や、WBO王者の田中恒成(29)=畑中=との統一戦が期待される。 プロ戦績は世界4階級制覇王者の井上が27戦27勝(24KO)、世界2階級制覇王者のウシクが22戦22勝(14KO)、世界2階級制覇王者のロドリゲスが20戦20勝(13KO)、世界2階級制覇王者のエストラダが48戦44勝(28KO)4敗、世界4階級制覇王者の井岡が34戦31勝(16KO)2敗1分け、世界4階級制覇王者の田中が21戦20勝(11KO)1敗。 最新の「ザ・リング」PFPは下記のとおり。かっこ内は前回順位。 ①オレクサンドル・ウシク(ウクライナ、1) ②井上尚弥(日本、2) ③テレンス・クロフォード(米国、3) ④サウル・アルバレス(メキシコ、4) ⑤ジェシー・ロドリゲス(米国、9) ⑥アルツール・ベテルビエフ(ロシア、5)