京都駅から徒歩2分の非日常。カウンター割烹で旬の美味をいただく【京都おすすめホテル・ディナー】
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければ、この人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス。京都のホテル・ディナー、今回は「 ザ・サウザンド京都」の「KIZAHASHI」を紹介。 【写真】京都のホテルディナー
京都駅 ザ・サウザンド京都「KIZAHASHI」
今やオフシーズンはないのでは?と言われるほど、1年を通して旅行者で賑わう京都。人気のレストランや割烹のなかには、数ヶ月前後まで予約が埋まっているという店もあり、思い立って急きょ京都に来たり、旅はノープラン派という方は、ディナー探しに困ることも。 そんな時に心強いのが、急な予約や食の多様性にも柔軟に対応してもらえるホテルの存在だ。 「ザ・サウザンド京都」は、京阪電車を有する京阪グループのフラッグシップホテルとして2019年に開業。JR京都駅中央口から徒歩2分という好立地なことに加え、日本料理「KIZAHASHI」では、昼夜ともに会席コースを予約なしのウォークインで楽しむことができ、まさに京都出張で時間が読めないという方にもぴったりだ。
ホテル内の日本料理店ながら、宿泊客のみならず、顔合わせやお食い初め、還暦祝いといった慶事、法事、接待など、地元・京都人の利用も多いという「KIZAHASHI」。 店内は広々していて席数も多く、カウンターやテーブル、座敷の個室など、シーンに合わせて選ぶことができる。
料理長・岡野真介さんは、ホテルのほか、京都の懐石料理店でも経験を積み、和食の料理人歴は20年以上。割烹で研鑽を積んだ経験を生かし、店内には“カウンター割烹”と銘打ったカウンター席を設け、“カウンター割烹”専用コースも用意されている(¥24,860~、3日前15時までの要予約)。 素材ありきで調理法を選べる古き良き割烹のスタイルを取り入れ、造りや焼き物は、ネタ箱から食材を選ぶことができるのが醍醐味。いろんな食材を少しずつ食べたいというオーダーにも対応してもらえる。 造りのネタは常時4種類ほどそろい、鱧はサッと湯に通して「落とし」にしたり、炭火で炙って「焼き霜」にしたり、調理法から相談できる。 また、椀物は、目の前でかつお節を削り、一番出汁を引くところを見ることができ、カウンターならではのライブ感も大切にされている。 最近は、オーバーツーリズムでタクシーもつかまりにくく、道も混んでいたり。街中で晩ご飯を食べていても、新幹線の時間に間に合うか心配で早めに店を後にする人も多いが、この立地なら安心。新幹線の時間ギリギリまで食事を楽しむことができる。