ENHYPENがワールドツアーベルーナドーム公演開催 デビュー約4年で日本3都市ドーム達成
韓国の7人組男性グループ、ENHYPEN(エンハイプン)が10日、埼玉・所沢市のベルーナドームで3度目の世界ツアー「WALK THE LINE」の日本公演を行った。 黒い衣装に身を固めた7人がステージに登場。真っ赤な光線で会場が照らし出される中、「Brought The Heat Back」でスタート。曲の重厚なサウンドに乗って、約3万人のエンジン(ファンの総称)の「ヤ・ヤ・ヤ~」のかけ声が何度も飛び交い、会場を大きく揺らした。黄色い声援と熱気がオープン型ドームの冬の寒さを吹き飛ばし、ステージ前方で発射される22本の火炎がステージの盛り上げに一役買った。 最初のMCでリーダーのJUNGWON(ジョンウォン=20)は「3度目のワールドツアーにようこそ」とあいさつ。HEESEUNG(ヒスン=23)は「昨日に続く2日目公演です。今日も寒いですか? 寒いと思うエンジン、こっちに来てください。僕が抱き締めますから」とホットなワードを放ち、両手で“エア抱擁”のしぐさをしてみせた。黄色い歓声が響く中、SUNGHOON(ソンフン=21)も「寒さが気にならないくらいの熱い公演を期待してください」と続いた。 ライブ中盤ではトロッコに乗ってアリーナを移動。エンジンとの接近を楽しむシーンもあった。トークでもSUNGHOONが「エンジン、僕の目を見てください」と呼びかけて悩殺ウインクを決め、JAY(ジェイ=22)は「エンジンを幸せにするのが僕たちの仕事。それを忘れずに活動するENHYPENになります」と力強く宣言し、日本語で「僕は絶対に離さないよ」と熱く呼びかけた。公演終了時の所沢市の気温は13度。だが、約3時間で26曲を披露したステージは最後までホットなままだった。 今ツアーは10月のソウル公演からスタート。ベルーナドーム2日間公演を成功させ、今後は12月28、29日にみずほPayPayドーム福岡、来年1月25、26日に京セラドーム大阪と続く。韓国と日本に続く開催地域と日程は今後発表の予定だ。 20年11月に韓国でデビュー。23~24年に行った2度目のワールドツアー日本公演は7会場で実施したが、ドームは2都市だった。今回は3都市で、デビュー4年で日本の3都市でドームツアーを行うのはK-POP男性グループで最速という。勢いのある韓流スターがこの日、新たな歴史を刻んだ。