小分けで買えて年会費不要…次々オープンする『コストコ再販店』本家より2割ほど高くても人気を呼ぶワケ
開業の相談も数件あり不動産や車の手配、小分けなどの資材や、コストコとのコネクションなど、開店のサポートをしてフランチャイズ化を考えていると話していて、2024年には名古屋や奈良へ出店できないか協議しているといいます。
■“本業”の店も来店客増…ドラッグストアに併設された再販店
東海地方にはコストコの再販店が複数開業しています。愛知県は豊田市に2店舗、豊川市に1店舗、岐阜県には可児市に、三重県には松阪市に1店舗あります(番組調べ)。 愛知県安城市と岐阜県各務原市にも、オープンするという情報もあります。
豊川市に2023年6月にオープンした「カルコス」は、「カルナ ドラッグストア 小坂井店」の中に開業した店舗です。シャンプーなどが並ぶ、一見普通のドラッグストアですが、店の奥に向かうとカルコスがありました。
食料品をはじめ、およそ700商品が販売されています。
定番商品「マスカルポーネロール」は、コストコでは36個で約900円ですが、「カルコス」では4分の1の9個に小分けされ、300円で販売されています。
ベーコンやサラダをトルティーヤで巻いた「ハイローラー」は、21個入りを3分の1の7個に小分けされ、753円。
キッチンタオルはバラ売りで、トイレットペーパーも6ロールにするなどして、日用品も販売されています。
「カルコス」では、コストコより約2割高く値段を設定されていますが、この日も次々と売れていました。 来店した女性: 「(コストコは)広すぎて見きれない部分も多いし、ここだと個包装でも買える」 一緒に訪れた女性: 「カルコスだと、小分けしているから試してみたいものが買えるとか。若干値段は高いけど、ここから行くと一番近いコストコは浜松なので」 豊川市から一番近いコストコは、車で約1時間かかる静岡県浜松市です。 店長: 「(周辺に)ドラッグストアもすごく沢山できていく中で、ここだと近くにイオンモールができたりとか。うちも今まで通りではなく、新しいものを取り入れて新しいお客さんを呼んで、というところはありました」 2023年5月、ドラッグストアの店内で「期間限定のお試し」で、コストコの商品を再販売してみたところ好評だったため、即、倉庫を改装して6月、常設店としてオープンしたということです。 集客力があがって売上も1.5倍となり、相乗効果を生んでいるということです。 カルコスの店長: 「コストコ再販店があるドラッグストアは、全国的に見てもうちだけだと思いますので。差別化できているんじゃないかなとは思います」 2023年11月3日放送