激戦のジョージア、ノースカロライナなど9州で投票終了-米大統領選
(ブルームバーグ): 5日投開票の米大統領選はこれまでに、選挙結果を左右する可能性のある激戦のジョージア、ノースカロライナ両州を含む9州で投票が締め切られた。米国の次期大統領に民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領のどちらを選ぶか有権者が判断を下す。
広く予想されていた通り、トランプ氏はインディアナ、ケンタッキー、ウェストバージニアの各州で当確とされ、ハリス氏はバーモント州で当確とされた。ジョージア州の早期の開票状況は両候補の優劣に関する最初の手掛かりとなる可能性がある。
有権者の投票判断に当たり、民主主義と経済の二つが最も大きな鍵を握っていることが出口調査で示された。両候補の選挙戦は決着までに数日間かかる可能性もある。
NBCニュースやFOXニュース、CNNなどのネットワークのコンソーシアムが投開票日の5日午後に発表した出口調査では、有権者の約35%は民主主義が最重要問題だとし、31%は経済だと答えた。女性の人工妊娠中絶を挙げたのは14%で、移民問題は11%だった。
人工妊娠中絶は女性の19%にとって最大の関心事だったのに対し、男性は8%に過ぎなかった。外交政策を最大の関心事に挙げたのは4%にとどまった。
経済を巡っては、調査対象の有権者の約半数に当たる48%がガソリン代に強い懸念を抱いているとし、51%は住宅コストに不安があるとした。
また、現状に極めて肯定的ないし満足しているとの回答は26%にとどまり、72%は不満ないし憤りを感じていると答えた。バイデン大統領の支持率は41%だった。
米国でも史上まれに見る混迷の選挙戦において、出口調査の結果は有権者の実際の投票行動を探る最初の手掛かりとなる。
原題:Polls Close in Georgia, North Carolina as US Results Roll In(抜粋)
--取材協力:Tanaz Meghjani、Jenny Leonard、Skylar Woodhouse、Stephanie Lai、Nancy Cook、Akayla Gardner.
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Josh Wingrove