「merchu」折田楓社長の受賞は取り消される? 29日に兵庫県から“SNS活用”で表彰予定も欠席と判明
兵庫県知事選で再選した斎藤元彦知事の選挙活動を巡り、広告会社がSNS戦略全般を請け負ったとしたインターネット記事を公開したことで「公職選挙法違反」疑惑が指摘されている。 【写真】過去の選挙にもあった「公序良俗ギリギリ」のきわどいポスター その渦中にある県内のPR会社「merchu(メルチュ)」は、今月29日に兵庫県公館で開催する「ワーク・ライフ・バランスフェスタ」で行われる「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」に選出されていた。タイミングの悪さに注目が集まっている。 「ひょうご仕事と生活のバランス企業表彰」とは、仕事と家庭生活の両立の促進や、多様な働き方の導入などを実施する企業・団体を表彰するもので、メルチュは令和6年度の受賞15企業・団体に入った。 当初、メルチュの折田楓代表が出席予定だったがどうなるのか。騒動の渦中で予定通り授賞されるのだろうか。「公益財団法人兵庫県勤労福祉協会ひょうご仕事と生活センター」の担当者に聞いた。 「報道を受けて昨日(25日)確認しましたところ、欠席の連絡を受けました。また最終的な同社の表彰については、現段階の報道のみでは判断はしていませんが、県と協議中です」 授賞には、「ひょうご仕事と生活の調和推進企業」に認定されている企業・団体から応募を受け付けて、県や経営者団体などが審査する。今年は9月に審査会が開かれたという。 「リモートワークの先進的取り組みが認められた」(前出の担当者) HPでは個別の表彰理由も説明されている。メルチュは、《ITツールの積極活用と業務効率化を通じて、全社員が自由度の高いリモートワークを実践。・家族参加型のイベントや休憩時間のヨガ実施など、ウェルビーイングを意識した取組を推進。・社長および従業員がWLBに取り組む様子をSNSやYouTubeで積極的に発信》とあげられている。 同社の折田氏はインターネット記事で、斎藤陣営の「YouTubeやXなどのSNSを中心とした広報戦略を担った」と紹介していたが、やはりSNSには定評ある会社だったようだ。 表彰者は、兵庫県雇用対策三者会議(連合兵庫会長、兵庫県経営者協会会長、兵庫県知事)となる。 ◇ ◇ ◇ 斎藤知事の違法性は?関連記事『【もっと読む】斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性』に詳しい。