<宇宙戦艦ヤマト>幻の8ミリフィルム版が劇場初公開 庵野秀明企画、プロデュースの放送50周年記念上映会
◇庵野秀明さんのコメント(原文のまま)
日本の「アニメ」は、50年前の1974年10月6日から始まりました。時に西暦1974年。半世紀も前に製作された『宇宙戦艦ヤマト』というテレビ漫画の出現が、如何に当時の自分たちに衝撃を与え、後に「アニメ」という言葉を生み出し定着させ、日本のアニメの流れと世の中の価値観に影響と変化を齎らしたのかを改めて伝え、50年後の現在を生きる人々の心に「ヤマト」の凄さや面白さを遺す上映イベントになれば、と思っています。これまでのファン&これからのファンの皆様、何卒よろしくお願い致します。中2の時から50年来のヤマト大ファン庵野秀明
◇氷川竜介さんのコメント(原文のまま)
『宇宙戦艦ヤマト』と遭遇した50年前、視界を覆う膜がベリベリと剥がれるような衝撃を受けました。「テレビまんが」は「アニメ」に生まれ変わり、子ども向けを離脱したのです。まるで錆びた戦艦大和の中から宇宙戦艦ヤマトが出現して旅だったように……。すぐさま制作スタジオを突き止め、作り手たちと会話し、原画や設定資料のナマを目撃したときが、第2の衝撃です。「すごい作品には、すごくなる理由がある」と深く感じいった高校2年生の日々。その興奮を人に語り伝え、さらに広める行動に転化しながら、ヤマトを通じて出逢った人びとの熱狂に共鳴しつつ、50年が一瞬で過ぎた感があります。ここからさらなる飛躍が起きることを願っています。
◇出渕裕さんのコメント(原文のまま)
これは時代の特異点である 日本アニメ史のパラダイムシフトとなった作品。日本のアニメーションをいまに至る姿に進化させた作品、それが『宇宙戦艦ヤマト』だ この時、日本のアニメは確かに、確実に、「ヤマト」前と「ヤマト」後で変わったのだ それは50年前『宇宙戦艦ヤマト』という作品が誕生した1974年。その年に生まれた人が50歳! そして50年といえば半世紀!なんてこった!である その50年周年を、この作品で人生を良い意味で、豊かに狂わされた人たちと共に祝えるこの瞬間に感謝を込めて 「ヤマト、発進!」