「石川背負って五輪戦う」 なでしこ・北川ひかる(金沢出身) 地元で後輩児童らと交流
●パリで活躍誓う パリ五輪に出場するサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の北川ひかる選手(27)=INAC神戸、金沢市出身=が地元で活躍を誓った。23日、金沢市の金沢学院グリーンフィールド2で、かつて所属した菊川FCジュニアと、金沢学院大附属中サッカー部の選手と交流。応援に感謝しながら「石川を背負って戦う」と決意を示した。 【写真】ツエーゲン金沢の試合前に観客にあいさつし、手を振る北川選手=金沢ゴーゴーカレースタジアム 金沢学院グリーンフィールドには、選手の保護者を含め計約200人が集まった。拍手で出迎えられた北川選手は「みんながサッカーを頑張っている姿が伝わってくる。私もパリで頑張ります」と語った。 子どもたちとミニゲームやシュート練習に汗を流し、記念撮影やサインにも丁寧に応じた北川選手。「地元は大好きで特別。こうやって恩返しできてうれしい」と笑顔を見せた。 菊川FCの高田咲來さん(10)は「ドリブルが上手でまねしてみたい」と先輩のプレーにくぎ付け。金沢学院大附属中女子サッカー部の中田茉希さん(15)は「パスもシュートも速くてすごい。五輪ではアシストやシュートを決めてほしい」と期待した。 この日、金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われたJ3・ツエーゲン金沢―ギラヴァンツ北九州の試合前には、北川選手の壮行式が行われた。 北川選手は7月13日に金沢ゴーゴーカレースタジアムで「能登半島地震復興支援マッチ」と銘打って開催されるガーナ戦への来場を呼び掛け、「ぜひ応援で力を与えてほしい」とあいさつ。スタンドからの「北川コール」に手を振って応えた。