G大阪は終盤追い上げも再逆転ならず…京都は8試合9得点のR・エリアスが“カズ超え”新記録もドロー
[9.22 J1第31節 京都 2-2 G大阪 サンガS] J1リーグは22日に第31節を行った。京都サンガF.C.とガンバ大阪の対戦は、2-2のドローに終わった。 【写真】森保監督、スプリンクラーから子どもを助けて猛ダッシュ 公式戦5連勝、リーグ戦も3連勝を続ける京都は、一時最下位から終盤に来て15位まで順位を上げた。一方、G大阪はリーグ戦6試合で未勝利(2敗4分)が続いている。 均衡が崩れたのは前半20分。G大阪は最後方のDF中谷進之介からロングボールが飛ぶと、MF山下諒也が反応してPA右に入り込む。折り返したボールをMF山田康太が押し込み、リーグ戦7試合ぶりに先制に成功した。 だが、好調の京都がすかさず追いつく。前半27分、G大阪のバックパスにFWラファエル・エリアスが猛追。ゴールから飛び出していたGK一森純のパスミスを誘発すると、こぼれ球をFWマルコ・トゥーリオがダイレクトで打ち、長距離から無人のゴールへ。中谷がゴールラインぎりぎりでボールをかき出すが、ゴール前に詰めたエリアスがダイレクトで押し込んだ。 8試合8得点となったエリアスは、4試合連続ゴールを達成。1999シーズンから00シーズンにかけて三浦知良が4試合連続ゴールを記録していたが、同シーズン内での4試合連続ゴールは新記録となった。 後半開始から両チームは攻勢を強める。後半5分に京都はFW原大智のシュートがゴールポストに当たると、直後にはG大阪もMFウェルトンのシュートがポストに直撃した。 後半15分、京都が試合をひっくり返す。カウンターのこぼれ球を原が中盤で拾うと、2人をかわしながら逆サイドの前線に浮き球のロングスルーパス。反応したエリアスがカットインから左足を一閃し、ゴール左に突き刺した。エリアスは直近8試合9得点、4試合でも6得点となった。 後半42分、G大阪が意地を見せる。左サイドからFW宇佐美貴史がFKを蹴ると、PA内のファーサイドでDF岸本武流がスライディングで合わせる。ここまでゴールを死守してきたGKク・ソンユンに再び阻まれるが、こぼれ球を中谷が押し込み、2-2と試合を振り出しに戻した。 さらに、試合は動く。後半44分、G大阪は再び右サイドから宇佐美がFKを蹴ると、PA内のファーサイドに流れたところを中谷が豪快な右足シュート。ゴールネットに突き刺したが、ウェルトンが直前にハンドしていたことが認められ、ノーゴールの判定となった。 終盤に追い上げたG大阪だが、試合はそのまま終了し、2-2で引き分けた。