わいせつ動画を陳列「FC2」創業者の男を関空で逮捕 容疑を否認
動画投稿サイト「FC2」でわいせつ映像を不特定多数が閲覧できる状態にしたとして、京都府警は8日までに、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで、同サイト創業者の男(51)=住所不詳=を逮捕した。逮捕は7日付。 【画像】アダルト動画が大量投稿されていた「FC2」サイト 府警は2015年に男の逮捕状を取得。男は当時海外在住で、府警は出入国時に空港などで身柄を確保できるよう「国際海空港手配」の手続きを取り、更新を続けて行方を追っていた。 府警の説明では、男は今月7日夜、関西国際空港に到着。大阪府警の任意同行に応じ、京都府警が同空港で逮捕した。 調べに対し「当時、米国の会社でしたことで日本の法律に違反しないと思っていた」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は、男の弟(48)=わいせつ電磁的記録陳列などの罪で有罪判決が確定=らと共謀し、13年6月、同サイト会員らが投稿したわいせつ動画を、インターネット上で不特定多数が閲覧できる状態にした疑い。 FC2は13年当時、動画投稿サイトとしてアクセス数が国内4位だったとされる。米国に法人拠点を置く「FC2社」がサイトを運営し、動画投稿などのサービスを提供していたという。 府警などは15年、FC2の利用者がライブ配信したわいせつな映像を不特定多数に閲覧させたなどとして、わいせつ電磁的記録陳列や公然わいせつの疑いで、男の弟ら2人を逮捕。2人はいずれも懲役2年6月、執行猶予4年、罰金250万円が確定している。