誰もが笑顔になるチョコ!? ガーナと日本を結ぶチョコレート事業.....現地でカカオ豆を加工して作り上げる「MAAHA CHOCOLATE」の魅力とは
寝食も地元の方々と共に...カタツムリのスープを食べて現地に溶け込む
トムさん「今はガーナと日本どちらにいる時間が長いんですか?」 田口さん「最近は日本にいることが多いです。ガーナで作ったチョコレートの工場を、現地のメンバーに任せているためです。 “made in Ghana”なチョコレートを目指し、それを作ることで地元の人たちやガーナのカカオ産業の文化を変えたいと思った時に、現地の中心にいるのが“日本人の私であること”に違和感を覚えました。 なので今はガーナのメンバーが、すごく意欲的にチョコレートを作ってくれています。私は日本で作ってもらったチョコレートを広めることに注力する段階だと考えています。 もしも、新しくガーナにチョコレート工場を建てるとなったら、また現地でしばらく生活すると思います」 トムさん「ガーナの人たちは普段どんなものを食べているのですか?」 田口さん「基本的にはキャッサバ、タロイモ、ヤムイモみたいな芋類と、パームの実から搾ったパームオイルで作られたスープに、カタツムリやネズミを入れたシンプルな食事が多いです。私も現地ではローカルな生活を一緒にしています。 実はチョコレートもガーナの首都ではよく売られるようになってきています。ですが、まだまだ高価な物という印象です。 私が当時行った時は、農家さんにとって9回分の食事を我慢して、やっと1枚分のチョコレートが食べられるみたいな世界でした。 そこまでして食べたいかって言ったら、そうなりにくい状態。存在自体はなんとなく知っているけど“食べたことはない状態”となります。 最近はチョコレート味のスナックやアイスがちょっとずつ入っているのですが、チョコレートそのものを感じるようになるには、まだまだ遠いのかなと感じています」
食べる人みんなを幸せにする…“境界線を溶かすチョコレート”
田口さん「最近のチョコレートの味わいは華やかなものが多いため、素材の足し算のイメージが強いと思います。 私たちが提供しているMAAHA CHOCOLATEは、カカオ豆とさとうきびで作られているため、シンプルな素材の味わいがメインになっています。
パッケージにもガーナの方々の伝統的な模様を使用し、そこに込められた思いをリスペクトしています。 いろんな産業構造だったり、途上国の偏見だったり、人々の気持ちだったりとか、そういった境界線を溶かしながらやっていきたいという思いも込めています。 今後もこの境界線を溶かすというのをテーマに掲げながら、世界を繋いでいきたいと思っています」 ◇◇◇ 本記事は、日テレNEWS NNN YouTubeチャンネルメンバーシップ開設記念番組「the SOCIAL season1」の発言をもとに作成されています。
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