競馬で起きた“神回避”が「魔法だ」 手綱から完全に両手が離れ…今週2度目の悲劇に「勝たなきゃ」海外同情
英アスコット競馬場での障害レース
英競馬で2日前に悲劇を味わった騎手がまたもアクシデントに見舞われ、話題になっている。現地20日にアスコット競馬場で行われた障害レースで、飛越の際に馬がバランスを崩し、落馬寸前。“神回避”で何とか立て直したものの、楽勝ムードから一転、勝利を逃す結果となった。英専門メディアが動画を公開すると、海外ファンから「よく耐えた」「何も言うことはあるまい」といった反響が寄せられている。 【動画】「よく耐えた」「勝たなきゃ」 障害飛越で両手を離してしまった騎手、落馬を回避した実際の映像 4頭立てで行われた障害レース(芝3760メートル)。序盤から先頭に立ったのはパーソナルアンビション(騙5)。長丁場の戦いで迎えた最後の直線、まだベン・ジョーンズ騎手の手応えは楽でそのまま押し切るかに見えた。しかし、最終障害でやや左によれながら飛越したところでバランスを崩した鞍上は完全に手綱を離してしまい、両手で“バンザイ”の格好に。腰も完全に浮き、アブミだけが外れていなかったために何とか落馬を逃れた。手綱を再びつかんで追い出したものの、減速したところで外から迫ってきたマークオブゴールド(騙7)に差し切られて2着に敗れた。 英衛星放送「スカイスポーツ」の競馬専門サイト「アット・ザ・レーシーズ」公式Xは「Wow!」とつづって動画を公開。海外ファンからは「Wow」「よく耐えた!」「ジョッキーのバランス感覚と強さを示すいい例だね。本当に凄い!」「クレイジーとしか」「ベン・ジョーンズ凄すぎる」「見事な騎乗! 魔法だ。ミスがなければ勝てたから、ツイてないね」「驚異的!」といった驚きの声が寄せられた。 とはいえ、ジョーンズは2日前の18日に英ニューベリー競馬場での障害レースで、25馬身以上のリードを保って先頭を走りながら最終障害で落馬し、競走中止の憂き目にあった騎手。今回は落馬こそしなかったものの、楽勝ムードをふいにしたことで「勝たなきゃ」「ベン・ジョーンズ……何も言うことはあるまい」「ベン・ジョーンズが最終障害でレースを勝てなかったのは今週2度目」といった同情の声も上がっていた。
THE ANSWER編集部