友人が「保険の満期で300万円出る」と話していました。私も保険料を月2000円くらい払っていますが、満期の連絡なんて来ません。何ももらえないのでしょうか?
生命保険に加入しているのに、満期のお知らせが来ないと不安になる人もいます。満期のタイミングや満期保険金の有無を含め、自分の加入している生命保険を確認しておきましょう。 本記事では、生命保険の満期の通知は来るのか、満期保険金がある生命保険にはなにがあるか解説します。将来お金をもらえるか気になっている人は、参考にしてください。
生命保険の満期とは
生命保険には、満期が設定されている保険があります。満期とは、保険契約時に決めた「保険期間が満了した時期」を指します。満期になると通知が届いて保険金がもらえると言う人もいますが、すべての生命保険に満期保険金があるとは限りません。 本項では、生命保険の満期における通知や、満期保険金がもらえる生命保険を見ていきます。満期時に通知が届くか、お金をもらえるか気になっている人は参考にしてください。 ■満期の通知は必ず来るものなのか 生命保険が満期になった際に契約者に通知をする業務は、保険会社の義務ではありません。あくまでもサービスであり、契約者にお知らせが届くとは限らない点に注意しましょう。しかし、満期保険金を受け取れるにもかかわらずお知らせが来ない場合は、保険会社に連絡してください。 自動的に保険契約が継続される設定の場合は、満期の前に継続のお知らせが届きます。 ■満期保険金を受け取れる生命保険 満期になったタイミングで保険金がもらえるのは、貯蓄型の生命保険です。貯蓄型の生命保険の種類には、以下のものがあります。 ・学資保険 ・養老保険 ・個人年金保険 学資保険は、子どもの教育費用を貯められる生命保険です。契約時に設定していた満期のタイミングで満期保険金を受け取れます。満期保険金を受け取るタイミングは、子どもの進学時期に合わせるとよいでしょう。 養老保険は貯蓄性もありながら、死亡保障も兼ね備えた生命保険です。契約の際に「〇年間」などの期間を定めるか、契約者が「〇歳になったとき」というように年齢で区切って満期を決めます。もし満期が来る前に死亡した場合は、死亡保険金が支払われます。 個人年金保険は、個人的に私的年金を貯められる生命保険です。契約したときに定めた年齢まで保険料を払い込み、満期になると一括もしくは年金形式で満期保険金がもらえます。 ■満期保険金と解約返戻金の違い 満期保険金と同様に、保険契約を終了した際に解約返戻金が支払われる生命保険があります。生命保険が満期になったタイミングで保険金が支払われる満期保険金に対し、解約返戻金は保険契約を解約したタイミングで払い戻される保険料です。 満期保険金は、払込済み保険料よりも多い金額をもらえるケースがある一方、解約返戻金の場合は払込済み保険料よりも金額が少なくなることが一般的です。 ■税金 満期保険金を受け取る場合、税金がかかる点に注意しましょう。かかる税金の種類は、契約者と保険金受取人によって以下のようになります。 ・契約者と受取人が同じ……所得税 ・契約者と受取人が違う……贈与税 どちらの税金がかかるか、受け取り前に確認しておきましょう。