2JZを積んだS31Z【2】VVT‐i付きの2JZ型に4A‐G型1.5台分のスロットルボディを装着
2JZを積んだS31Z 【2】 作業を担当したのは、旧車へのエンジンスワップ作業に定評のあるダディー・モーターワークス。代表の尾頭邦宏さん自身、アメリカのカルチャーに明るいため、このZの「ノリ」はすぐに伝わった。ネットで見た260Zはバネサスで極限の車高を実現していたが、こちらはふだん使いを考えてエアサスの導入を決定。ユニバーサルエアの汎用キットを使い、恐らく初の事例と思われるS31Zへのエアサス化を完成させた。 【画像19枚】4A-G型用のφ45㎜スロットルを6連装。4気筒用エンジンのパーツなので、1.5台分用意しなければいけなかった 同時にエンジンもスワップを敢行。エンジンルームの広いZは、さまざまなエンジンを移植可能だが、このZはNA6気筒の中では最もパワーとコストのバランスが良いVVT‐i付きの2JZ型を搭載。さらにAE111用4A‐G型に装着されていたスロットルボディを移植し、独立スロットル化も果たした。エンジン本体はノーマルだが、エキマニを装着してNAエンジンのフィーリングのよさを追求。ストックで220ps馬力は出ている2JZ型なので、このZがけして遅くはないことが分かるだろう。 「スタンス」なクルマ造りで重要となるホイールは、ワークのマイスターCRをチョイス。あえてのJDMホイールといった選択だが、実は今後5穴化をプランニングしており、その際にホットロッド系ご用達ホイールのビレットスペシャリティーズを引っ張りタイヤで履く、という計画をしているのだという。
Nosweb 編集部