「それでも人生は続く」 放射能から逃れ友と引き裂かれた少女…福島と能登への思い #知り続ける #ydocs
能登地震の被災者への思い
今、絵理奈さんは能登地震で被災した人たちに思いを寄せる。 「家族や家を失ってつらい悲しい思いをしている人がたくさんいると思います。避難生活の辛さは私も身に染みて分かります。 でも、私は『この先起きることは、悪いことばかりじゃない』ということを伝えたい。原発事故がなければ、私は今も小高で幸せに暮らしていたかもしれない。今でも、取り戻せない時間に思いを馳せることはあります。 ですが、二本松にも、埼玉にも、避難したからこそ出会えた人がたくさんいるのも事実です。どんなことがあっても人生は続いていく。震災をきっかけに変わっていくこと全てが、決して悪いことばかりじゃないと思います。『この先、新しい出会いや楽しいことも絶対にあるから大丈夫ですよ』と伝えたいです」 最後に今後の目標を聞くと、こんな答えが返ってきた。 「SEの仕事はパソコンがあればどこでもできるので、福島に帰って結婚して、お母さんになるのが夢です。かなうといいな…」 かつて故郷を失い涙を流した少女は、変わらぬ福島への想いを胸にしっかりと前を向いて歩いている。 (記事:八木里美) この記事はフジテレビ「ザ・ノンフィクション」とYahoo!ニュース ドキュメンタリーの共同連携企画です。 #Yahooニュースドキュメンタリー #令和アーカイブス
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