【光る君へ】吉高由里子、撮了時の思い吐露「寂しさ、高揚感…いろんな感情に」
最終回では道長の危篤の知らせも届く展開に
俳優の吉高由里子が15日、『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部(まひろ)を演じたNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)について、ドラマの公式ホームページでクランクアップの時の思いなどを明かした。公式HPには「君かたり」という企画があり、注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを明かしている。この日は最終回が放送された。 【写真】「しかし美形だな」「雅ですねえ」と反響 豪華メンバーが集結した『光る君へ』のゴルフ会 まずはまひろにとっての道長の存在について語った。 「支えることで支えられていたし、助けているっていう立ち位置で自分が助けられていたという感じですかね。常にどっちかが光っている時はどっちかが影になっていてと思っていたけど、全部支えているようで支えられている形になっていたのかなと感じましたね」 クランクアップを迎えた時の感想も語った。 「ちょっとした日常のささいな課題が自分を明日に向ける原動力になっていたんだなと思ったし、それが大河ドラマの日々の撮影だったのかなと思って。終わってすごくホッとした感じはあるけど、どういう気持ちになるんだろうというのはまだ実感がわかなくて。これも何の涙なのか分からないし。うれしいのか、ホッとしたのか、さみしいのか、ちょっと空っぽになっちゃったかなとも思ったし。そう思う分だけ充実していたんだろうなと思って。今日とかも最後、みんなの顔を見て『はあ~』って、本当にさよならだ、と思ったし、同じ船に乗ることが何度も巡り合わせであるかもしれないけれど、巡りあう確率って本当に奇跡のようなもので、もう同じ番組は作れないし、全く同じキャストとかスタッフさんとも集まれないだなって、当たり前だけど日々カウントダウンしていく一日一日が、何とも思わないで消耗していくこともあれば、奪われていくような寂しさもあれば、終わりに近づいていく達成感の気持ちの助走的な気持ちになったり、高揚感があったりとかもして、すごくいろんな感情に出会わせてくれた期間だったなというふうに思います」
ENCOUNT編集部