熊本放送

明治安田J2リーグの『ロアッソ熊本』は10月6日（日）、2012年以来12年ぶりとなるJ2での5連勝を狙って『徳島ヴォルティス』と対戦しました。 ロアッソの勝点は前節終了時点で「42」。J1昇格プレーオフ圏6位との勝点差は「10」と、プレーオフ進出の可能性を残していました。 ■【前半】 この試合でロアッソは前半25分、左サイドでのコーナーキック。 キッカーは19番・MF古長谷千博（こながや ちひろ）。右足で蹴り出されたボールは柔らかい弧を描きながらニアサイドへ。相手ゴールキーパーの前にポジションを取っていた18番・FW石川大地（いしかわ だいち）がジャンプ一番!頭で押し込みます。 今シーズン7得点目となるエースストライカーのゴールで、ロアッソが先制します。 しかし前半37分。ペナルティアーク付近へ進入してきた相手を掴まえきれず、そこから技ありのシュートを決められて同点とされます。 ■【後半】 ロアッソは、後半24分。右45度にいた17番・MF藤井皓也（ふじい こうや）から横パスを受けた15番・MF三島頌平（みしま しょうへい）がペナルティアークの左脇の辺りから狙い澄ましたミドルを放ちますが、相手ゴールキーパーに指先でわずかに触られて、ボールはバーを越えます。 大木武（おおき たけし）監督が「どちらに転ぶか分からないゲーム…」と振り返った一進一退の試合は、後半45分でした。 ロアッソは自陣左サイドを駆け上がってきた相手選手を止めることができずペナルティエリアへと進入され、勝ち越しゴールを許し、2対1と逆転負けを喫しました。 ロアッソは終了間際の失点で勝点を逃し、14位に後退。第34節を終えて6位との勝点差が「13」に広がり、残り4試合に全勝してもその差は埋まらないため、J1昇格プレーオフ進出の可能性が無くなりました。