産経新聞社元社長の清原武彦氏が死去、87歳
産経新聞社特別顧問で社長、会長を務めた清原武彦(きよはら・たけひこ)氏が令和6年12月27日午前7時4分、肺炎のため東京都新宿区の慶応大学病院で死去した。87歳。葬儀は近親者のみで行った。喪主は長男、邦彦(くにひこ)氏。後日、お別れの会を開く。 清原氏は慶応大卒業後、昭和37年に産経新聞社に入社。ワシントン支局長、政治部長、編集局長、論説委員長、専務取締役などを経て、平成9年に社長に就任し、16年に会長に昇任した。社長在任中の10年には31年ぶりとなる産経新聞社の中国総局復活を実現した。 フジ・メディア・ホールディングスやフジテレビの取締役なども務めたほか、日本新聞協会副会長、上野の森美術館館長も歴任。日本美術協会副会長として高松宮殿下記念世界文化賞の発展にも尽力した。第8次選挙制度審議会や第3次臨時行政改革推進審議会の委員として日本の政治改革に貢献した。 27年に旭日大綬章を受章。21年には囲碁普及への貢献が認められ、日本棋院から大倉喜七郎賞を受賞している。