芝刈りロボのおうちは犬小屋風!? GPSで管理、充電へ自動で「帰宅」 神戸市が実証実験
神戸市の東遊園地の「芝生ひろば」(神戸市中央区加納町6)に、犬小屋そっくりの芝刈りロボット待機所が設置され、通行人や犬の散歩をする人たちがひそかに注目している。 【写真】「効果すごい」ヤギ2頭でエコ除草 2週間後には… 神戸市公園部整備課によると、芝刈りロボットは公園整備の実証実験として、東遊園地と磯上公園(同市中央区八幡通2)で7月から順次導入した。衛星利用測位システム(GPS)で管理し、夜間から早朝に指定範囲内を動いて草を刈る。 犬小屋風の「充電ステーション」はロボットと別売りで、充電が必要な場合や強い雨の際には自動でステーションに戻り、待機するという。 雑草の生育が早い夏場を中心に週3回程度稼働し、現在は東遊園地の「ガーデンステージ」の芝生養生のため、1台が期間限定で作動している。ロボットは障害物や壁を感知すると、後退などで進行方向を変え、あちこち動き回る。数時間後に改めて見に行くと、青い三角屋根の付いた“家”にしっかりと収納されていた。 冬場は芝生の育成が遅いため、本格稼働は来年4月以降になるという。(久保田麻依子)