国際弁護士 水原一平被告の罪状認否は「憲法違反の恐れ」と指摘 裁判所の“特別扱い”は終了
国際弁護士の清原博氏が15日、コメンテーターを務めるTBS系情報番組「ゴゴスマ~GO GO!smile~」に生出演。同日に行われた、ドジャース・大谷翔平選手の元通訳で、大谷の銀行口座から金を盗んで不正送金したとして銀行詐欺などの罪に問われた水原一平被告の罪状認否について言及し、「憲法違反の恐れがある」と指摘した。 【写真】目はうつろで焦点が定まらない水原容疑者 なぜこんなことに 水原被告の罪状認否は米カリフォルニア州の連邦地裁で行われ、約50人の報道陣が傍聴を希望。だが審理直前に、裁判所が「安全上の問題」として入廷を拒否。報道陣は隣の法廷に移動させられ、映像もなく音声を聞かされたのみだったという。 清原氏は「こういう対応はさすがにあまり聞かないですね」と驚いた様子。「メディアをそもそも法廷に入れない、隣の部屋に行ってください、音声だけですよというのは、あまりにもやりすぎで、憲法違反という話もありましたが、その恐れがあるような対応」と解説した。 一連の流れの理由として「今回対応した罪状認否を扱う裁判官は、メディア対応がどうも不慣れだったのかなと。だから直前になって、ちょっとやりすぎたような対応をしてしまったような感じも見受けられますね」と推察。4月に初出廷した際には裁判所への出入りが報道陣の目に触れない形だったが、「裁判所の協力がなければ、そんなやり方はできません」と指摘し、「今回は、正面玄関で、普通の一般の人が入るような形でしかできなかった。これはもう、裁判所の協力が得られなかったんだと思います。『前回は特別扱いしたけども、今回以降はもうやりませんよ、普通に一般と同じように正面玄関から入ってください』と」と話した。