30回の節目を迎える「九重ふるさと祭り」への来場を呼びかける町職員＝九重町役場

　大分県九重町の食や文化が集結する「九重ふるさと祭り」が19、20の両日、町内後野上の町保健福祉センター駐車場周辺である。農業祭や芸能イベントなどを集約する形で誕生し、町内最大の秋の行事として30回の節目を迎える。町などでつくる実行委員会が来場を呼びかけている。 　2日間とも郷土芸能やバンド演奏、ダンスなど多彩なステージイベントがある。 　目玉は姉妹都市として交流の深い長崎県佐世保市、食の連携事業で協力する佐伯市からの出店ブース。豊富な海産物をその場で味わったり購入したりできる。 　30回記念イベントとして、20日に職域対抗カラオケ大会を初開催。「ステージイベントを楽しむだけでなく、できるだけ多くの町民に参加してもらい、みんなで盛り上げてほしい」と実行委。 　本年度は町制施行70周年にも当たるため、「30」と「70」にちなんだエピソードを会場で募集。投稿すると閉会式の抽選会に参加できる。 　この他、コロナ禍などで中断が続いていた「赤ちゃんドリームカップ」が同祭りの一環で6年ぶりに復活。20日にハイハイやヨチヨチのスピードを競う競技がある。10日までエントリーを受け付けている。 　町内各地区と会場を結ぶ無料の送迎バスも運行する。同カップの申し込み、イベントなどの問い合わせは実行委事務局の町まちづくり推進課（0973-76-3807）。