群馬のトンネルで正面衝突、88歳の女性が死亡 3人が重体
群馬県長野原町川原湯の県道・大柏木川原湯トンネル内で11日午後1時20分ごろ、軽乗用車と中型トラックが正面衝突する事故があった。 県警長野原署によると、軽乗用車の助手席側の後部座席に乗っていた長野県御代田町御代田の無職、井上千枝子さん（88）が長野原町内の病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。 軽乗用車を運転していた井上さんの夫で無職、正栄さん（86）、軽乗用車に同乗していた千葉県船橋市駿河台1丁目の住職、林昭行さん（79）、林さんの妻で無職、倭文子（しづこ）さん（79）の3人が重体。トラック運転手の男性（51）にけがはなかった。 現場は、八ツ場ダムに近い長野原町と東吾妻町を結ぶ全長約3キロのトンネルの長野原町側で、片側1車線の緩いカーブ。事故当時は晴れていたが、トンネル内の路面は湿っていたという。署は軽乗用車が対向車線にはみ出たとみて事故の状況を調べている。（中沢絢乃）
朝日新聞社
