独自の肌分析システムで、一人一人の肌に合った化粧品をパーソナライズ【倉田真由美の「最新私的コスメ図鑑」】
肌を通して自分と向き合うパーソナライズスキンケア。
“未病を防ぐ”という考え方が、ポピュラーになってきた。先回りしてケアすれば、生まれ持った体質による弱点もカバーできる、というわけ。スキンケアの考え方は、そもそもこれに近い。一人一人の肌に合ったお手入れをしていれば、いい状態に保つことができるからだ。 35年前に独自の肌分析システムを開始したポーラの「アペックス」は、まさにそういった理念を持つ。最新の分析テクノロジーでは、今の肌状態だけでなく、動画分析によって表皮・真皮・皮下組織といった肌内部の様子をも“見える化”。肌カメラ分析では、目視では捉えられないキメを分析し、シワのできやすさなど、今後表れやすい肌悩みまで推測してしまう。 そう聞くと、興味はあるものの怖くて尻込みしてしまう人もいるかもしれない。けれど、自分を知ることは、きれいになるための第一歩。一人一人異なる肌に合った化粧品を選び、適切なお手入れをするには欠かせないこと。分析結果を受け、6品目、計75種類のバリエーションの中から選ばれたアイテムは、肌の未病を防ぎ、よりよい状態へと導く相棒のような存在になる。 私たちは、自分に対して、ある種の思い込みや勘違いをしているのかもしれない。カウンセリングと分析を受けることは、肌を通して、自分と向き合い、ライフスタイルを省みることにもなる。 人生の後半戦に差し掛かった今、これからを自分らしく心地よく過ごすため、スキンケア化粧品をパーソナライズしてみるのもいい。
今月の名品
肌のバイタルチェックは、全国のポーラの店舗で受けられる。所要時間は約30分。
撮影・市原慶子 スタイリング・野崎未菜美
『クロワッサン』1119号より
クロワッサン オンライン