被団協・田中代表委員「証言の大運動を」 来年被爆80年
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員が会見で、来年=2025年の被爆80年について「証言の大運動をしたい」などと述べました。 日本記者クラブで12月24日に開かれた記者会見で、被団協・代表委員の田中熙巳さんは来年の被爆80年を「区切り」と表現し「証言の大運動をしたい」などと話しました。さらに、年明けには石破首相との面会を調整中であることも明かしました。 田中さんは12月10日、ノルウェーの首都・オスロで開かれた授賞式で演説し、帰国後初めて公の場での発言となりました。記者会見には事務局次長の浜住治郎さんと児玉三智子さんも同席しました。浜住さんは2025年3月にアメリカで開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議に被爆者を派遣する意向を明らかにしました。