岐阜県郡上市発、“最速ステップ”の盆踊りに池袋が熱狂!2,500人以上の参加者が都会に咲かせた“踊りの渦” 踊り下駄にも興味津々「カランカラン、音をならして歩くのが楽しそう」
そんなやり取りがブースで繰り広げられるなか、会場に建てられた櫓の前では、井上さんが「白鳥おどり」のマイクアピールを始めていました。「白鳥おどりというのは どうやら日本で“最速の盆踊り”といううわさがございます」と、池袋の人々に踊りの魅力を伝える井上さん。
お盆の時期、商店街などの町なかを3日3晩、踊りあかす「白鳥おどり」。軽快なステップによる、盆踊りとは思えない“速さ”が特徴です。 井上さんのスピーチを聞いた池袋の人に少しずつ変化が。茨城から来たという若者からは、「速いってなんだ?って…」と白鳥おどりに興味を示す声も寄せられました。
2,500人以上が熱狂!郡上の踊りと文化を発信
夕暮れを迎え、いよいよ「白鳥おどり」がスタート。輪の中心でレクチャーするのは、「白鳥おどり保存会」の人たち。会場に集まった人々が、見よう見まねで踊りに参加していきます。都内からきたカップルの参加者からは、「小さい頃に祖母が盆踊りに連れてきてくれたのを思い出した」という声も。
公園の外では輪に入らず踊る人の姿も。「買い物してて帰りに見てたら、すごいです!」と立ち寄った理由を明かし、「ここまでみんな夢中になってやってるのがすごいと思う」と笑顔をみせました。
一方、ブースの前にも少しずつ人だかりが。そのなかには、なんと昼間に下駄の購入を諦めていた親子の姿もありました。「お金を準備して来ました。現金持ってなかったので。(下駄が)かわいい」と、娘に踊り下駄を購入するお母さん。女の子は「いい音!」と嬉しそうに下駄を履き、踊りに参加していきました。
さらに、踊りの輪から飛び出して、ブースで買い物する人も続出。踊り下駄を購入した人は、「この下駄を履いて、音をカランカランならしてるのを見て楽しそうだなって」と話します。
今年のイベントには、去年の約3倍となる2,500人以上が参加。郡上の踊りや文化を多くの人々に伝えることができました。
「白鳥おどり」を通して、郡上市の魅力発信と知名度向上を目指す本イベント。池袋の盛り上がりを見た井上さんは、「こういう日本の中心都市・池袋でもできるということが、やってみてよく分かりました。毎年続けていきたいです」と今後の展望を語りました。
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