【思惑】政局のカギを握る国民民主党 総理指名選挙を控えた福岡の当選者は 無所属議員は与党との連携可能性を否定せず
FBS福岡放送
衆院選で与党が過半数を割り込んだことを受け、各党の間で協力体制をめぐる駆け引きが激しさを増しています。躍進した国民民主党が政局のカギを握る中、特別国会の召集を控えた地元の当選者も意気込んでいます。
福岡の国民民主党の当選者は
31日午前、街頭に立ち、あいさつするのは国民民主党の許斐(このみ)亮太郎さんです。今回の衆院選で福岡4区から出馬し、比例復活で初当選を果たしました。 ■国民 比例復活・許斐亮太郎氏 「党の知名度と自分の知名度が低かったが、選挙後に両方、急に上がった感じはします。」
自民党が過半数を割り込んだなか、公示前の7議席から28議席と躍進した国民民主党が存在感を増しています。衆議院では11月11日にも特別国会が召集される見通しで、ここで行われる総理指名選挙で、自民党、立憲民主党のどちらが国民民主党の協力を得られるかがポイントとなります。
そのキーパーソンとなる玉木代表は。 ■国民・玉木代表 「国民民主党に期待してくれた民意に一番、沿う形で投票行動するということであれば、1回目も2回目も玉木雄一郎と書くのが、一番我々に託してくれた民意にかなうものだと。」 自民党、立憲民主党どちらにも投票しないと明言しました。ある国民民主党の幹部は「事実上、石破総理の選出を容認するということだ」と話しています。
31日は、自民党と国民民主党の幹事長らが会談に臨みました。自民党が、政策協議の場を設けたい考えを伝えたのに対し、国民民主党は「案件ごとに対応する」と応じ、石破総理と玉木代表との党首会談を、特別国会までに行うことで合意しました。 国民民主党が政局のカギを握る今の状況に、許斐さんは期待を寄せています。 ■許斐氏 「今、国民民主党の政策が実現しやすい状況にあると思っていますので、この機を生かして。一番のテーマであった手取りを増やす、減税も行う、私自身、奨学金で苦労しましたので奨学金の若者支援、学生支援、これは行っていきたい。」