佳子さま、佐賀国スポ閉会式に出席 天皇杯を授与 ろう学校や九州陶磁文化館も訪問
秋篠宮家の次女佳子さまが14、15の両日、SAGA2024国民スポーツ大会の視察で佐賀県を訪問された。佐賀市のSAGAアリーナで15日開かれた総合閉会式で、男女総合優勝と女子総合優勝を果たした東京都の選手に天皇杯と皇后杯を授与された。 佳子さまは15日は落ち着いたベージュ色の装いで、SAGAスタジアムで陸上競技を観戦した後、総合閉会式に出席された。大勢の来場者が見守る中、にこやかな表情で授与し、選手を拍手でたたえた。 総合閉会式終了後に佐賀市の県立ろう学校を訪れ、創立100年式典に向けて練習する太鼓の演奏や、生徒が手がけた木工作品や織物などを見学された。生徒一人一人に手話で製作の苦労や工夫点を尋ね、「いい取り組みをされており、これからも頑張ってください」と述べた。 14日は多久市で行われた佐賀国スポのスポーツクライミング競技や有田町の県立九州陶磁文化館を視察された。同館では十五代酒井田柿右衛門さんらが迎え、有田焼の製法を伝えるプロジェクションマッピングを鑑賞した。天皇家で使われた菊の御紋入りの食器も展示されていて、「細やかで色がきれい。(同館の展示で)有田焼の工程がよく分かった」と感想を述べた。(大田浩司)
大田浩司