フィギュア男子・鍵山優真、フリーも1位で初優勝 父の鍵山正和コーチと親子2代の全日本制覇 2位には16歳・中田璃士
◇21日 フィギュアスケート 全日本選手権第2日(大阪府門真市・東和薬品ラクタブドーム) 男子はフリーを行い、昨季世界選手権2位で今季グランプリ(GP)ファイナル2位の鍵山優真(21)=オリエンタルバイオ・中京大=が合計297・73点で大会初制覇を果たして、来年3月に米ボストンで行われる世界選手権の代表に決定した。ショートプログラム(SP)1位で臨んだフリーも1位の205・68点をマークした。 最終24番滑走で登場した鍵山は冒頭に跳んだ4回転フリップをしっかり降りて、GOE(出来栄え点)で4・71点という高い加点を得た。これで勢いに乗ると、4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をしっかり決めていった。後半はジャンプの着氷で乱れがあったものの、2本のスピンとステップで最高のレベル4を獲得。父親の鍵山正和コーチ(53)との親子2代の全日本選手権制覇につなげた 今季全日本ジュニア王者でSP2位の中田璃士(16)=TOKIOインカラミ=が合計263・99点で2位。今季GPシリーズ第4戦・NHK杯3位でSP14位の壷井達也(22)=シスメックス=が合計247・31点で3位に入った。
中日スポーツ