「受賞の喜びを平和への力に」 核廃絶へ、被爆者らが署名活動
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)へのノーベル平和賞授賞式を前に、広島の被爆者7団体は22日、広島市の平和記念公園で核兵器禁止条約の批准を日本政府に求める署名活動をした。12月にノルウェーに渡航する被爆者も参加。マイクを手に「受賞の喜びを、平和を求める力にし、核兵器はなくさなければいけない」と力強く語った。 被団協代表委員で、広島県被団協の箕牧智之理事長(82)は「長い歴史の活動が世界から認められた瞬間だった」と受賞決定時を振り返った。「日本は核兵器禁止条約に批准していない。署名で政府に訴えていこう」と呼びかけた。