“ご当地ソングの女王”が甲冑姿で壇ノ浦に登場
演歌歌手・水森かおりが7日、山口・下関で新曲『早鞆ノ瀬戸(はやとものせと)』の発売記念イベントを行った。 同曲は、水森にとって通算25枚目のシングル曲。 愛を失くした女性がひとり、下関市壇ノ浦と北九州門司区和布刈とを結ぶ関門海峡の中でもっとも潮の流れが速いと言われている“早鞆ノ瀬戸”を訪れる、切ない女心を歌った“ご当地ソング”となっている。 水森はこの日、壇ノ浦のみもすそ川公園で取材に応じると、下関シーモール・サンパティオで歌唱イベントを開催。 同曲を含む4曲を披露して会場を盛り上げると、前田晋太郎下関市長から下関をPRする観光大使「しものせき海響大使」に任命された。 水森は、「今までにないスケールの大きな作品で、お客様の反応も良くて、悲しい歌なんですけど、歌っていてすごくうれしくて、楽しいです。本当に良い歌なので、聴いて頂ければ」と同曲をアピールした。 同曲は、5月2日にリリースされると、同月15日付のオリコン・シングルランキングで初登場4位(演歌・歌謡ランキング1位)を獲得するなど好調なセールスを記録しているが、「すごく良いスタートを切れてホッとしました」とニッコリ。 そのうえで、「この歌で、年末の素晴らしい番組に出られるように頑張りたいです」と14年連続出場中の大みそかの「NHK紅白歌合戦」への出場に意欲をみせた。 壇ノ浦のみもすそ川公園では、源義経をイメージした重さ20kgにもなる甲冑姿を披露したが、「重たいです」と苦笑い。 さらに、「壇ノ浦ということで義経さんになってみたのですが、歌とあまり関係ないし…。色んな経験をさせて頂いて楽しいですけど、自分がどこに向かおうとしているのか、私もよく分からなくなってきました」と自虐ネタで笑わせた。 “ご当地ソングの女王”として数々のご当地ソングを歌ってきた水森は、今回の「しものせき海響大使」で観光大使に任命されるのは通算18ヵ所目となるが、「ここまで来たら、ギネス記録を狙いたいですね」と意気込んでいた。