30年続く福井市の「宮ノ下コスモス広苑」…設備修繕し来年さらにパワーアップを 地区有志がクラファンで寄付募る
福井県福井市宮ノ下地区の有志でつくる「まちづくり宮ノ下地区委員会」は、福井市江上町、御所垣内町にまたがる「宮ノ下コスモス広苑」の維持管理資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。11月10日まで。 同広苑は1993年に地域住民が休耕田にコスモスの種をまいたのがきっかけで始まり、今年で30回を迎えた。 土日祝には、名物のコスモスサイダーを振る舞う「コスモス茶屋」や、トラクターで荷台を引き、苑内をめぐる「花トラ車」などの催しが行われている。これらの設備は、開苑以来同じものを使っており、老朽化で床が抜けたり、塗装がはがれたりする不便があった。CFで得られた資金で設備を修繕し、同広苑の魅力向上を目指す。 ふるさと納税制度を使ったCFで支援を募り、目標金額は100万円。金額に応じ、返礼品には米や日本酒、地元飲食店のランチ券などを用意している。寄付は福井新聞社などによるCFサービス「ミラカナ」で受け付けている。 同委員会事務局の豊岡悦子さん(66)は「30回目を迎えたコスモス広苑が、来年以降さらにパワーアップして継続できるよう協力をお願いしたい」と呼びかけている。
福井新聞社