60年の歴史あるアメリカンパンケーキが日本初上陸
アメリカで60年の歴史を持つパンケーキ店「オリジナルパンケーキハウス」が4日、東京・吉祥寺にオープンした。同店の日本出店は初めて。 オリジナルパンケーキハウスは、1953年にオレゴン州ポートランド(アメリカ)で創業。現在、アメリカ国内に117店舗展開している。アメリカ国外への出店は、5月10日にオープンしたばかりの韓国に続き二店目。 日本一号店を吉祥寺に選んだのは、こじんまりとした地域密着店を目指したためで、立地も駅に近く、カフェ、パンケーキの需要がある場所とした。店舗にはテラスがあり、店内には大きな窓ガラスから光がよく入って明るい。アメリカの店舗と同じような雰囲気を再現した。
コーポレートシェフのジョナサン・リスさんによると、絶対食べほしいというメニューは「ダッチベイビー」と「アップルパンケーキ」。どちらも15分から20分ほどオーブンで焼くスタイルのパンケーキ。「ダッチベイビー」は、手作りのホイップバター、レモン、粉砂糖をかけ食べる。生地はもっちりしており、バターの塩気、レモンの酸味、粉砂糖の甘みが混じり合い、食べ進むと止まらないという。「アップルパンケーキ」は、運ばれてくると同時にシナモンの香りが漂う。たっぷりのシナモンとリンゴがやさしい味を作り出している。「牛乳や卵などアメリカとは違う味であるが、パンケーキはまったく同じ味になっている」と話す。 食べ物メニューは約40種類ある。「ミックスフルーツパンケーキ」と「ミックスフルーツワッフル」は日本オリジナルだ。その時々の美味しいフルーツがパンケーキを飾る。 オープン初日の見込み客数は、500人から550人。整理券などは配らず、行列の際は、来店時に時間を指定し、その時間に再度並ぶという形をとる。オープン初日とその翌日は、先着100名にオリジナルグッズのプレゼントがある。 日本での経営権を持つフークル株式会社(本社・東京都中央区)は、「二号店出店の意思はあるが、まだ吉祥寺店が出来たばかり。具体的な話は出ていないが、5年で10店舗ほど広げていけたらいい」としている。