90年越しに日仏つなぐプロジェクト 復元機体ほぼ完成
復元された飛行機で90年越しに日本とフランスを繋ぐ日仏共同プロジェクトの進捗が発表されました。 機体の復元がほぼ完了したということです。 「赤い翼プロジェクト」は、パリー東京間の100時間飛行を目指す途中で福岡・佐賀の県境に位置する脊振山に墜落した機体を用いて、残された佐賀ー東京間の飛行を達成することが目的です。 88年前に飛行機が墜落した日にあたる19日、当時の機体を操縦していたフランス人パイロットの親族にあたる、実行委員会の会長らが佐賀県庁を訪れました。 実行委員会によると、機体部分は年内に完成する見込みで、来年夏ごろには政府への許可を取ったうえでフランスでの試験飛行に取りかかりたいとしています。 二コラ・ジャピー会長は、「日本での飛行は当初と変わらず、2026年を目指している。脊振山の頂上で自分も飛行機を見届けたい」と笑顔で話しました。
九州朝日放送