<オモウマい店>今夜は3時間SP 掟破りの時短中華、黒字にならない喫茶店、どんだけ長いラーメン、食えるかどうか4キロうどん、肉肉肉の大行進!?
◇黒字知らずの喫茶店
京都は金閣寺のほど近くにある老舗喫茶店。有名私立大学が近くにあり、客の8割が大学生という店の壁には「うまい!安い!ボリューム満点!」「激安地域一番店!!」「お食事・軽食200種類以上!」と刺激的な貼り紙が並ぶ。
人気メニューは、お客さんの7~8割が頼むという「ロコモコ(大盛り)」。月1回のイベントでは、サラダとたこ焼きが付いて350円。このほか、特製デミグラスソースがかけられたハンバーグと目玉焼き2個の「ハンバーグ定食」(300円)、さらに「キーマカレー」(250円)など、あり得ない価格のメニューがずらり。あまりの安さに、近隣に住む学生たちは「学校無くても食べに来るくらい」と、生活に欠かせない場所となっている。
メニューは250種類。創業から38年間、値上げしないだけでなく「エビフライ定食」など創業時650円だったものを550円に値下げしたことも。そうした利益度外視の姿勢のため、店主は「黒字になった年はない」とあっけらかん。店を持つことは「格闘技やな。どっちが先に倒れるか。店か本人か」。本気なのか、冗談なのか。
創作料理も充実しており、ハンバーグにハム、ベーコン、目玉焼き、赤ウインナー、カニカマなどがごはんと共に乗せられたプレート「令和定食」(700円)や、目玉焼き、ベーコン、コロッケ、エビフライ、ハンバーグなど「この量でこの値段?」という意味の「満腹マジ卍定食」(800円)などがある。
現在は喫茶店を夕方に閉め、昨秋からたこ焼き屋を始めた店主。夜はかなり人通りが少なくなるエリアで営業を続ける切実な理由とは。
◇ロングラーメン
熊本県人吉市のラーメン屋。名物は「球磨川ラーメン」(650円)。「食欲をそそる濃厚な香り」と客が絶賛するその味は、ラードで揚げたニンニクに、キャベツ、タマネギなどで炊いた自家製豚骨スープをベースとしている。そこにネギ、キクラゲ、2時間煮込んだ自家製チャーシューが乗る。一見、スタンダードなとんこつラーメンのようだが、予告映像では、麺の長さが天井まで届きそうなシーンが登場する。