<オモウマい店>今夜は3時間SP 掟破りの時短中華、黒字にならない喫茶店、どんだけ長いラーメン、食えるかどうか4キロうどん、肉肉肉の大行進!?
想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。12月17日の放送は3時間SPで、元刑事と鑑識の夫婦が「ルール違反」のごちそうを作り続ける栃木県壬生町の食事処など全国のオモウマい5軒を紹介する。 【写真特集】3時間SP オモウマい5店にお邪魔します
◇元刑事のルール違反
栃木県・壬生町で見つけたオモウマい食事処。和食用と中華用に分かれた厨房を備え、そのどちらのメニューも楽しめるという店の名物は、22のネタに、ドリンクと小鉢付きの「贅沢(ぜいたく)山盛り海鮮丼セット」(2200円)。酢飯400グラムに、天然ミナミマグロのわら焼きや塩トロあぶり、赤身、マダイの湯引き、生エビなどに加え、極めつけはまさかの握り寿司。
店主曰く「いっぱい食べてもらいたい気持ちがどんどん進化」を促したという海鮮丼は、創業4年ですでに30回もリニューアル。あるタイミングで海鮮丼にマグロカツを乗せてから「バリバリ(和食の)ルールは破っています」と自覚しつつも、進化を止める気配はない。
ほかにも、海鮮丼と同じネタをベースに、串刺しのからあげ2個、エビフライ、アジフライ、寿司2貫をのせた酢飯1キロで計約1.8キロの「金龍山ネオ」(4000円)などがある。
中華メニューは、約500グラムと大盛りの「五目チャーハン」(990円)や、自家製の麻婆を使った「四川風麻婆豆腐セット」(1265円)や、自家製ダレの「油淋鶏セット」(1320円)など。
ただ、店では事前に油淋鶏や麻婆を仕込んで時短に挑戦している。中華料理は、注文が入ってから調理するのがセオリーで、あえて「ルール違反」に挑む。
違反を駆使している店主の前職は、なんとルール遵守を身上とする元刑事。だが、コロナ禍に見舞われたタイミングで改めて自分の人生を問い直し、元鑑識の妻を伴って飲食業に転向した。安定した職を捨て、周囲は大反対だったという店主。それでも「普通の人が歩くルールを破ったとしても、人を幸せにする食事処を作りたかった」と客の笑顔のため、今日も前向きにルール違反を続ける。