「14年ぶり屈辱的な敗北」韓国メディア、なでしこジャパンに大敗した代表チームに厳しい評価「メンタルも守備も崩壊」
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は26日、東京・国立競技場で韓国女子代表と対戦した。8強で終わったパリ五輪後初の試合となる代表戦は、なでしこが4-0で勝利している。韓国メディア『スポーツソウル』など複数メディアが、なでしこの前に敗れ去った自国代表チームに厳しい評価を下していた。 【一覧表】女子サッカー最新FIFAランキング。なでしこジャパンの順位は? 今夏に開催されたパリ五輪では準々決勝で敗退してしまったなでしこジャパン。パリ五輪限りで池田太前監督は退任しており、今回の日韓戦でも後任監督は決まっていなかった。そこで、11年女子W杯優勝に導いた佐々木則夫女子委員長が、監督代行として約8年半ぶりに指揮を執り試合に臨んでいる。 完全な新体制に移行したというわけではないが、佐々木監督代行はキャプテンのDF熊谷紗希、MF長谷川唯、MF長野風花、MF藤野あおばなど、パリでも主力として活躍していた選手たちを五輪後初めての代表戦で起用した。すると前半だけで3点を決め、後半も途中交代でピッチに立った谷川萌々子が追加点を奪う活躍を見せる。結果的に、4-0の大勝で幸先の良いスタートを切ることに成功した。 同メディアは、「14年ぶりの4ゴール、屈辱的な敗北」と題して、「5分間だけで3失点。日本に0-4の惨敗」と、自国代表チームが不甲斐ない結果に終わったことを伝えている。また、「初戦は惨敗で終わった。前半半ばまでは日本を相手にしっかり戦えていたが、失点後に崩れてしまった。シン・サンウ監督は就任後初めての試合を通じて世代交代を試み、可能性を見せるという意志を表したが、結果は屈辱的な代表としての印象が残っている」と、世代交代がうまくいかなかったことも指摘していた。 韓国メディア『スポーツ韓国』も、「メンタルも守備も崩壊」とタイトルをうち、「最初の失点以降、韓国女子代表チームは急激に落ち着きがなくなるプレーを見せた。危険なペナルティーエリア付近では正確にボールを蹴らなければいけないが、不注意なクリアで相手にすぐボールを奪われ2、3失点を許した」と、同じく失点後のプレーが良くなかったことを強調している。
フットボールチャンネル編集部