日銀“大転換”…17年ぶり利上げ 住宅ローンは?「まだ変動型の方がお得」 一方、中小企業は経営資金の返済で…「正直つらい」
■中小企業からは「正直つらい」
懸念の声が上がったのは、鹿児島のブランド牛を使った1000円以上の弁当が並ぶ肉弁当店。 肉弁当 戸越銀座本店 エリアマネジャー 「(仕入れの)コストが上がってきているのが現状で、利益がかなりひっ迫されている」 すでに今の物価高で厳しいといいます。 ――経営資金の返済額が上がる? 肉弁当 戸越銀座本店 エリアマネジャー 「(金利引き上げに)つられて上昇が見込まれる。正直つらい、厳しい」 城南信用金庫が中小企業811社に行った調査では、55.7%が金利上昇への不安があると回答しています。(※13日~15日調査) 日銀は「当面、緩和的な金融環境が継続すると考えている」と説明。”急激に金利が上がることは避けられる”としています。
■景気のブレーキになる影響は小さい?
有働由美子キャスター 「マイナス金利を解除しても、日本の経済が(持続的に)成長していくためには、どうしたらいいと思いますか?」 落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「僕は大丈夫だと思っています。めっちゃ成長すると思っていたいです」 「例えば、株価が一時的に下がると、一般的な人は不安になって株を売っちゃったりしますよね。NISAなどは長期保有が前提で積み立てるものなので、変動の影響を受けづらいなと思っていて、だから、マイナス金利をもし解除しても株価が急激に下がることはないかなと思います」 「積み立てNISAの目的だったタンス預金→貯蓄→投資というサイクルがうまくいっているので、マイナス金利が景気のブレーキになる影響は小さいんじゃないかと思ってます」 有働キャスター 「とはいえ、株価はその時々で動くので、こちらもしっかり見ていきたいと思います」 (3月19日放送『news zero』より)