料理は「ラクじゃないわぁ」と思うけれど…神崎恵が紹介する“3人の息子のため”につくる毎日ご飯
日本一忙しい美容家・神崎恵さん。美容に関する書籍も多く執筆している神崎さんが、初の料理本『神崎恵のおうちごはん さあ、なに食べる? 』を刊行し、話題となっています。 【画像】3人の息子さんたちにご飯を作ってきた神崎恵さん。 「3人の息子たちのために毎日つくっているご飯を紹介しただけなんです」と話す神崎さんにインタビュー。料理への思いをお聞きしました。
「ありがとう」や挨拶以外で一番多く口にしている言葉
──なぜ料理の本を出すことになったのですか? 実はこれまでにも、いろいろな出版社さんから「お料理の本を出しませんか?」というお声がけはいただいていました。 私は3人の息子がいて、息子たちのために毎日ご飯をつくっている、というか作らざるを得ないんですけど(笑)、そんなお料理をSNSで紹介しているうちに「料理上手」と言っていただけることが増えて……。 でも私の中では、自分が料理の本を出すなんてどうなのかな、という気持ちもあったんですよね。それが今回、何度かご一緒させていただいているNuméro TOKYOの編集長から熱烈にアプローチいただいて、そこまで言っていただけるなら、頑張ってみよう。と出版することになりました。 タイトルの副題を「さあ、なに食べる?」としたのは、それがおそらく、私が今まで「ありがとう」や挨拶以外で一番多く口にしている言葉だからです。 「さあ、息子たち、きょうはなに食べる?」と言いながら毎日ご飯をつくってきた私の、家族のための日常メニューをご紹介しています。 ──お料理上手の神崎さんが「本当は料理が好きではない」というのは意外でした。 本当は私、そんなに料理が好きではないんですよ。 気が向いたときにちょっと作るのは楽しくても、それが毎日となると、しんどいじゃないですか。 しかも、自分が食べるだけならいいですが、栄養バランスや好みも考えながらとなると、正直にいうと「ラクじゃないわぁ」と思ってしまいます。 自分が毎日食卓にご飯を並べる役割になってから、疲れた日も、体調がすぐれない日も、毎日家族が喜ぶご飯をあたりまえに並べてくれていた母の偉大さを感じています。