ラ・リーガ会長も試合数増加に苦言のロドリに同意「もう十分だと言う時が来た」
ラ・リーガ会長の会長を務めるハビエル・テバス会長が、過密日程に苦言を呈したマンチェスター・シティのロドリの発言に同意した。スペインメディア『SPORT』がコメントを伝えている。 昨今、試合数が増加する現状に多くの選手が声を上げている。最近ではリヴァプールのアリソンが「試合数を増やすことを、誰も選手に聞いていない」と発言。またケヴィン・デ・ブライネは「金は選手よりも雄弁」と語り、FIFA(国際サッカー連盟)やUEFA(欧州サッカー連盟)を批判している。 そんな中、現地時間17日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦を前にした記者会見に出席したロドリは、試合数増加を抗議するストライキを起こす可能性について問われ、「それに近づいていると思う。このまま(現状が)続けば他に選択肢はない」と答えていた。 そしてテバス会長も「もう十分だと言う時が来た」と語り、ロドリの発言に同意しており、以下のように続けた。 「サッカー選手のストライキの可能性について発言したロドリは正しいと思う。このストライキが国内リーグからクラブを排除することではなく、カレンダーの問題を解決するのに役立ち、クラブワールドカップが存在しないようにし、日程をより適切なものに再構築するためであれば、歓迎すべきことだ」 またテバス会長は「FIFAなどの組織が求めているのは国内の大会を減らすことだ。新しいCLは、国内リーグから資金を奪っている」と今シーズンから新フォーマットとなったCLを批判している。 今シーズンより、UEFAはCLやUEFAヨーロッパリーグ、UEFAカンファレンスリーグの大幅なフォーマット変更を行った。出場チーム数が増えリーグフェーズ制を導入するなど、大会自体の試合数がCLにおいては125試合から141試合へと増加している。またFIFAクラブワールドカップも2025年夏から新方式へと移行。4年に1度の開催となるが、参加チームが32に増え、グループステージ制を導入するなど、こちらの大会も試合数が大幅に増えることになる。
SPOTV NEWS