〈村上春樹の装画も担当〉台湾出身の人気漫画家が案内する「私の地元」エモい河川敷、“ヤバいレコード屋”…
名物をしみじみ味わって、のんびりと街歩きしたい台湾は、少し見ぬ間に懐かしさはそのままに、ヘルシーに進化していました。「CREA」2024年春号の「行かなくちゃ、台湾」特集。その一部を抜粋し、掲載します。 【画像】記事の内容を画像で見る(全13枚) 台湾出身の漫画家でイラストレーターの高妍さん。村上春樹さんの著作の装画なども担当し、人気を集める彼女が、作品の中でも何度も描いてきた、地元・公館を案内する。
新店渓河濱自行車道
「調子が悪い時はこんな風に自転車で河川敷まで行くんだ 風が僕を抱きしめてくれる―」(『緑の歌 -収集群風- 上』より)。 作品でも印象的に登場する川沿いの緑地。高妍さんの通う高校はこの川向こうに。
【公館】Mangasick(マンガシック)
高妍さんが大学をサボって一日中過ごした、小さな漫画喫茶。 「初めてつくったZINEを置いてもらったのも、初めて個展を開いたのも、このお店。私にとって、とても大切な場所です」(高妍さん) 高妍・作家の出発点。 Mangasick(マンガシック) 所在地 台北市中正區羅斯福路3段244巷10弄2號B1 電話番号 02-2369-9969 営業時間 14:00~21:00 定休日 火~木曜 Instagram @mangasickxox ※カード不可
【公館】先行一車(センコウイッシャ)
足の踏み場もないほど物が雑多に積まれ、昼は近所のお年寄りが、夜は音楽好きが集まり、音楽談義を繰り広げる“台北で最もヤバいレコード屋”。 「日本の素敵なアーティストを教えてもらった場所」(高妍さん) 先行一車(センコウイッシャ) 所在地 台北市大安區泰順街12號 電話番号 02-2362-5205 営業時間 15:00~21:00 定休日 火・水曜 Instagram @senko.issha
【公館】尖蚪(ヂェンドゥ)
宝蔵巌国際芸術村の一角に佇むカフェ。元々は日本統治時代の軍事施設で、戦後は退役軍人の居住地となっていた場所を、アートビレッジとして活用。芸術村全体が歴史集落に指定されている。 「窓からは川が見えてごはんもおいしくて、大好きなカフェです」(高妍さん) 尖蚪(ヂェンドゥ) 所在地 台北市中正區汀州路三段230巷57號 電話番号 02-2369-2050 営業時間 水~金曜11:00~18:00、土・日曜11:00~20:00 定休日 月・火曜 Instagram @tadpole.point ※カード不可