大谷翔平は「オジサンを美肌」にして「犬にランドセル」をブームにした? ドジャース1年目の経済効果は1168億円 ケタ違いの数字の“根拠”に迫る
史上初の「50-50」達成し、ナ・リーグMVPを受賞、ドジャースのワールドシリーズ優勝にも大きく貢献した大谷翔平選手。 【映像】可愛すぎる! 愛犬・デコピンも背負った「犬用ランドセル」 その人気からテレビCMやチケットの売り上げなど「経済」にも大きく貢献しているが、その“規模”はどの程度でその“根拠”はどのようなものなのか? テレビ朝日経済部の島田龍二記者に聞いた。
30代から50代の男性購入者は前年の10倍に
島田記者は、経済効果の第一人者ともされる関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算を紹介した。 2024年における日米での大谷選手の経済効果は1168億1181万円だという。 この金額は、チケット代・グッズ売り上げ・スポンサー商品の購入代などに加え販売スタッフの人件費などの波及効果も含まれる。2024年はエンゼルス時代(2023年)の約2.3倍であり、大谷選手の出身地である岩手・奥州市の「年間予算×2年分」に相当するという。 では、スポンサーの“効果”はどうだったのか? 島田記者は「大谷選手はスキンケア商品のCMなどに出ているが、キャンペーン期間であった2024年2月~4月の売上は前年比の倍に、特に30代から50代という化粧品や日焼け止めを身近に感じてなかった男性購入者は前年の10倍に増えた」と説明した。
デコピンのランドセルが爆売れ
さらに、大谷選手の愛犬「デコピン」も経済を動かしている。島田記者の取材によると「6月、大谷選手がデコピンと一緒に球場に向かう写真をSNSに載せたところ、背負っていた『犬用ランドセル』に対して、『これは何?』と反応が殺到。7月に土屋鞄が再販売をかけたところ、オンラインで15分で完売した」といい、絶大なデコピン効果を明かした。
観戦チケットはますます高額に?
さらに2025年はさらなる経済効果をもたらすことが期待される。 島田記者は「来シーズン、ドジャースの開幕戦は東京ドームで開催されるので、早くもチケットの争奪戦が始まっている。JTBは今シーズンに続き、特別な体験を提供する「ホスピタリティパッケージ」を販売。開幕戦チケットに加え、プランによって、開幕直前のレセプションに参加できたり、日本人レジェンド選手による特別ライブ解説を聞くことができるという。プランは55万円、44万円、22万円の3種類が用意されていて、一般販売では宿泊付きのプランを選択することもできる」と説明した。 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部